『ユニーク・ライフ』で自閉症の主人公を演じるキーア・ギルクライスト、5つの事実

 

キーア・ギルクライストの英語インタビューを1日中漁って、特に面白いと思った5つのことをまとめました。

お久しぶりさまんさ。

最近、現実逃避と風邪引いているのもあって、Netflixをみています。

最初は、『Queer Eye』を見てたんだけど、他のも面白い。

1日で全部見たのは、『Atypical』(邦題『ユニーク・ライフ』)。

自閉症の高校生Samが、彼女が欲しくて、色々挑戦し始めるお話。

Samを演じるKeir Glichristが、とてもよい。

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(劇中では、こんな感じ)

 

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(でも、本人はこんな感じ。いい......!いいですよね?!)

 

「彼のことがもっと知りたい...!」と21世紀では常人レベルのストーカー気質を発揮して、今までのインタビューを漁っていたんですが、相当おもしろい人だ。

こういうことしたことないけど、ちょっとまとめてみました。

1.名前が、「暗い」

この人の名前、めっちゃ覚えづらい。Keir、もうこの時点で何て読むのかわかんないし。それで名字が、Glichrist。もう海外のファンの人も「彼のファンだけど、覚えらんねー!」ってツイッターで言ってるの見た。

 (高2のときからずっと、Kier Glichristに恋してる。未だにずっと)

(好きすぎて、名前もちゃんとつづれない) 

日本語読みすると、キア・ギルクライスト。

このKeirって名前は、英語圏でも変わっているらしく、ゲール語で「暗いもの」って意味なんだって。(Interview Magazineより)

なんで、そんな名前つけるんだよ、ママァァァ!!!

 

2.元子役。でも、マコーレ・カルキンみたいにはならないよ。

実は、10歳から役者をやっているKeirさん。

でも、どのインタビュー読んでも、「なりたくてなったんじゃない」、「気付いたらずっとこの仕事をしている」というニュアンスのこと言ってるんだよね。

あと、多くの子役上がりの役者たちがその後“落ちていった”ようにならないように、Keirの両親は常に気をつけていたみたい。

 

「常に成績Aを取るようにと言われていた」、「いつでも役者以外の選択肢が人生にあるようにしなさい」、「18歳になるまでは、規定の時間以上は絶対に働いちゃだめと言われていた」

そうインタビューで明かしている。

 

そして実際に、「落ちていった子役たちを見てきた」とも話してる。やっぱり、まだそういうことあるんだね。。。

 

息子を「暗い」と名付けたお母さんは、PhDも持っているインテリ。お母さんもお父さんも芸能関係の人じゃなかったのも良かったのかも知れない。

「じゃあそもそもなんで10歳で役者になったんだよ」って?

「母はシャイな人だから、自分と兄にはコミュニケーションできるようになって欲しいと思って、地域のコミュニティセンターの演技クラスに入れたんだ」

とさっきと同じインタビューで喋ってる。シャイだからって、そんな理由!!

 

3.パンクバンドのボーカル

わたしにゃ、パンクがなんたるかはまっっったくわからないんですが、Keirさんはパンクがめちゃくちゃ好きらしい。

どのインタビューでも常に爪を黒くしているのも、パンクの影響らしい。

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 (やだ、まじでいいね。......ね?!写真は、Wonderland Magazineのものです。)

 

「ハリウッドの役者たちとはあんまり話が合わない」Keirさんは(心の声:だろうな)、役者やっている時間以外は、パンクバンドのボーカルやってるんですって。しかも、2つのバンド掛け持ち。

 

と言っても、「商業的に成功したいとは全く思っていない」らしく、純粋に好きだからやってるんだって。

 

そして、「こうやって役者以外に何か熱くなれるものは必要だと思う」とも語ってる。

びっくりするけど、Keirさんみたいに10歳の時からずっと俳優やっている人でも、常に仕事があるわけじゃない、と。

「僕のキャリア見ると分かると思うけど、1年半近く、何の作品もやっていないときもあるんだよ。しかも、それはテレビドラマでレギュラーに出たあと。よく役者の仕事で誤解されがちなのは、『1回成功したら常にずっと仕事が続く』っていうこと。」

 

「役者友達は、1週間でもオフがあると、『どうしようどうしよう』ってパニックになってるけど、そういう時、僕は『外に出て、キャンプでもしよう』って言うんだ。」

SAG-AFTRA(全米映画俳優組合)のインタビューより)

 

そんな訳で、Keirさんにとってパンクバンドの活動は決して安定することのない役者業のガス抜きにもなってるみたい。なんか、余裕あるよなあ。やっぱり15年もこの業界にいるからかなあ。

 

ちなみに、どんなバンドなのかな?って気になった方は、こちらチェックしてみて下さい。同じバンドのギタリストがInstagramに投稿してた。

www.instagram.com

パンクが好きじゃないと、多分無理だと思うけど。

 

4. 『ユニークライフ』で恋人ができた♡

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(この写真、二人ともすごいいい。もう「いい」しか言ってない。でもちょうよくないですか。二人とも、それぞれのベストを尽くしてる←)

Keirさん、今の恋人できる前は2年半シングルだったらしいです。

SAG-AFTRAのインタビューで、無愛想なKeirさんにしては珍しく、かなり赤裸々に語ってる。

インタビュアー:「『ユニークライフ』から学んだことはなんですか?」

Keir:「この間、シーズン1の撮影終わった後に、ドラマの脚本家とちょうど話してて、『実は彼女ができたんだよ』って言ったんだ。

そしたら、『何で?!ずっと恋人とかそういうことに対して否定的だったじゃない』って言われて。

『そう、確かにここ2年半ずっとシングルだったしね。でも、このドラマをやっている内に、このドラマの脚本を読んでいる内に、誰かと付き合うということに対してオープンになれた気がする。誰か他の人に、自分を精神的にずたずたにされてしまうかもしれない可能性に対して、オープンになれたんだ。

めっちゃネガティブな恋愛観も、素敵......(盲目)

「『ユニークライフ』は愛の話、人を受け入れる話だから、恋人をまた作ってみようって思えたことが1番学んだことかな」だってさ!!!

 

ちなみに、彼女は、Michelle Farrah Huangさん。

『ユニークライフ』では、Samのお姉ちゃんCaseyの友達の1人を演じてる。

ぱっと言われてもわからない脇役なんですが、主人公の俳優とそんながっつり話す機会もあるんだね。

もう1年以上付き合ってるみたいで、お似合いだし、お幸せに......♡

 

5.役者業が嫌になって、農場で働いていた

10歳の頃からやってたら、そりゃ嫌になるよなあ。

「United States of Tara(テレビシリーズ)が終わって、18歳になったときに、燃え尽きた感じがした。高校生の間もずっと働いてて、10歳の時からスタジオだけが自分にとって知ってる場所で。だから、事務所に言って、夏の間休みをもらったんだ。」

「WWOOFっていうオーガニック農場で働くことができるプログラムに参加して、羊の農場で働いてた。ドイツ人の家族だったから、どっか他の国に来たみたいな感じだったよ。オオカミに羊が食べられないように囲ったり、農場での基本的なことはすべてやったよ」

 多くの人は、憧れて憧れてそれでもなかなかなれないパターンがほとんどだろうけど、早くから俳優として活躍してるKeirさんは、基本的に役者業に対してローテンションだよね。

「他の若い役者の人たちは、セットに来ると、『これってすごいクールだよ!』と興奮する人も多いけど、僕にとってはただのオフィスみたい。」

 

でも、演技上手いから誰もほっとかないんだよね。Keirさん、まじでむちゃくちゃ演技上手いもんな。才能ある人だからそんなこと言えるんだよってちょっと嫉妬する。

 

長くなってしまったけど、以上がKeir Glichristについて面白いと思ったことでした。スペルちゃんとあってるかな.....。